2007年01月27日

毛取物語

(注:古典「竹取物語」とはなんら関係ございません)

【いまはむかし、毛取の翁というものありけり。
 自らの抜け毛を丸めつつ、よろずのことに使ひけり。
 なをば、白猫のりょくとなんいひける。。】

本
ある日のこと、翁が抜け毛で丸めた「りょく玉」
転がしていると、木の葉の中に黒い毛玉をみつけた目
これは珍しいと持ち帰って、大切に育てたところ、
たいそう美しい娘に成長したそうな、、。

1.27a.JPG

年頃の娘には求婚者が後を絶たない。
中でも5人の若者が姫を我がものにせんと、必死に追いかけた。
しかし、高価な貢物、もとい贈物も、熱烈な恋文もすっ飛ばす野郎公達たちに、
姫君の心がなびくはずもなく、、
姫君は孤独な日々を過ごしておったそうな、、。

「りょくお爺さん、わたくし、月に帰りとうございますもうやだ〜(悲しい顔)
これには翁もあわてて、
「このは姫や、月に帰るなどと言っても、あそこは兎の世界、
 犬には行けないよ」
「えexclamation×2わたくし、猫でしょう?」
猫にも行けないなどということは、気にするところではなくて。
「・・・」
翁はついに真実を告げることにした。
「姫や、よくお聞き。おまえは犬で、しかも男なんだよ」
「なんですってがく〜(落胆した顔)

姫はようやく、公達に言い寄られる訳に思い当たりましたが、
なぜ猫の姫として育てられたのか、分りません。
すると、翁はしぶしぶ答えてくれました。

「このっちの帝という方が、女子の方が衣装がカワイイからと、
 姫として育てるよう、お云いつけになったのだよ」
「ならわたしくが公達に追われるのは、その帝のせいなのですかexclamation&question
呆れかえる姫君に翁は言いました。

「しかし姫や、帝に逆らって生きていくなど、無理な話。。
 ここはスッパリあきらめて、姫としてたくましく生きておくれたらーっ(汗)

こうして、このは姫は、理不尽という言葉を覚え、
公達から逃げ続ける日々を余儀なくされたのでした。。


これは、5匹の公達から追いかけられた、とある姫君の物語。。やや欠け月

1.27b.JPG

語り・りょく  主演・このは  脚本・このっち

着想:本日公園で5ワン(もちろんオス)に追いかけられてた、このはの切なさを表現してみましたが、上手く伝わりましたでしょうか本
posted by このっち at 23:17| ☔| Comment(14) | 挿話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。